藤沢市議会議員 町田てるよし 市政レポート【Vol.1】
2023年 夏の市政レポート
~挑戦と成長の振り返り~
令和5年6月、一般質問を実施
6月定例会では、「ふるさと納税」の課題を取り上げ一般質問を実施しました。本市ではふるさと納税により、約18億円の市税が流出している現状(令和4年度)があります。市税流出額が増せば、市民サービスに影響が及ぶため、ふるさと納税による積極的な寄附金獲得を訴えました。なお寄附金額は約2億円であり、ふるさと納税による黒字化には取り組み強化が必至です。
黒字化に向けた提案とは?
- 寄附金獲得に向けた予算強化(現在1.5億円を9億円へ)
- ふるさと納税を通じた、市内大学への寄附制度設立
- 姉妹都市・松本市とのプロモーション連携
- Covid-19後、旅行客向けツアー商品の拡充
- 獲得寄附を市内へ還流させるための事業スキーム見直し
市民の皆さまへ、メッセージ
ふるさと納税は個人にとって非常にメリットのある寄附制度であり、利用も増えております。その一方、市の財政に悪影響が生じていることを知って頂きたいです。学校や消防、下水道、ゴミ処理、市民病院、道路などの維持には税金が使用されてます。私たちが日頃から受けている公共のサービスを思い出して頂き、ご自身の生活にとって最適な納税方法を選んでください。
町田てるよしは、本市の財源が不足することないよう、寄附獲得アイデアの提供などを通じて、今後も行政による制度の活用を促して参ります。
NEWS
市民クラブ藤沢に所属
市議会最大の10名会派である市民クラブ藤沢に所属しました。佐賀団長・桜井議長を始め、井上議員・山口議員・西議員・栗原議員・松長議員・石井議員・石川議員と共に頑張ります。
令和5年度、所属委員会
- 総務常任委員会
- 補正予算常任委員会
- 災害対策等特別委員会
6月定例会と視察見聞
総務常任委員会
「防衛力強化」のための増税方針撤回を日本政府に求める意見書提出についての請願が提出され、反対立場として討論をしました。「日本には防衛力の強化は必要ない」と主張する請願者とは、政治姿勢が相容れないと判断しました。
我が国が置かれた安全保障環境は予断を許しません。尖閣諸島や北方四島における隣国との領土問題やミサイル発射の脅威があり、また防衛領域はサイバーや宇宙など複数分野に広がっております。諸問題の対応に向け、反撃能力の保有や防衛産業の育成は必要であり、GDP比2%以上への防衛費増額を進めるべきと考えます。
本会議におきまして、請願は不採択となりました。
補正予算常任委員会
本定例会における補正予算のうち、下記2点を質問しました。
①生活保護申請者の預貯金調査オンライン照会サービスの導入について。オンライン化によるメリットとして、人為的ミスの解消やコスト削減が期待できます。本事業は国の交付金を活用しており、市の予算持ち出しもありません。
②地域経済消費支援事業(予算額6.5億円)において藤沢市民に広く還元される制度設計の在り方について。過去も行われた、市内の店舗等でキャッシュレス決済を利用した際に一定のポイント還元がされる事業が再び実施予定です。今後を楽しみにお待ちください!
視察見聞
7月3~5日、北海道旭川市・鷹栖町へ視察に伺いました。
旭川市では、農業従事者の減少を止めるための農業体験支援や、競技者が増えているeスポーツスタジアムを見学しました。子ども達が様々な職業に触れることのできる旭川市の取り組みは本市でも検討すべきものと強く実感しました。
鷹栖町では、「真面目でなければならない」という固定観念を払拭し、ユニークな議会チラシを作ったことで話題となりました。地元議員と活発な議論を交え、藤沢における議会広報改革のアイデアを頂戴しました。